アオノツガザクラ
(青の栂桜、ツツジ科)---
Phyllodoce aleutica
(Spreng.) Heller ---
ここじゃ南アルプスのカールにできた草原です。岩の隙間を這うように拡がって、丸い提灯のような花を咲かせているのはアオノツガザクラです。
花の姿が、同じツツジ科のドウダンツツジやサラサドウダンに似ていますね。高山植物として、比較的よく見られるそうですので、似たような環境に行き着いたら探してみようと思います。
撮影 : 長野県駒ヶ根市 2008年7月24日
科 |
ツツジ科 |
属 |
ツガザクラ属 |
分類体系 |
APG |
属性(生活型) |
常緑小低木、高山植物 |
標準和名 |
アオノツガザクラ |
漢字表記 |
青の栂桜 |
学名/栽培品種名 |
Phyllodoca aleutica (Spreng.) Heller |
RDB |
秋田県:準絶滅危惧種指定 |
花期 |
春:7~8月 |
結実期 |
秋:10月 |
原産地 |
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備考 |
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国内分布 |
北海道から本州中部以北に分布する。海外では千島、樺太、カムチャッカに分布する。 |
自生環境 |
高山の水分のある岩場や草原に自生する。 |
補 足 |
薄緑色からクリーム色をした釣鐘形の花を下向きに咲かせる。高層草原などに、這うように群生する。果実は蒴果。 |
南アルプスの高層草原です。ドウダンツツジに似た釣鐘とか逆さまの壺のような形で、クリーム色の花を下向きに咲かせています。
長野県駒ヶ根市 2008年7月24日
この地では、ほぼ白に近い薄緑色の花が多かった
淡い薄紅色の花はコエゾノツガザクラ(小蝦夷栂桜、交雑種)
クリームイエローに近い薄緑色の花(昔風に言うところの青い色)が標準なのかも知れない
北海道上川郡 2025年7月17日