アワ
(粟、イネ科)---
Setaria italica
P. Beauv. ---
農産物である「粟」ですが、米の産地で生まれ育ったものの、栽培されている姿を、余り、見たことがなかったような気がします。戦前、戦中なら別ですが、粟をご飯のようにしていただいた記憶はありません。敢えて言えば、五穀ご飯といった食べ方をしたことはあったと思います。
身近ではなかった訳ではありませんね。父親が十姉妹などの鳥を飼っていたことがあって、小鳥の餌として強く認識しています。農産物として多くの品種があるようですが、こんな大量に収穫できるものなのですね。とても驚きました。
撮影 : 千葉県佐倉市 2024年9月8日
科 |
イネ科 |
属 |
エノコログサ属 |
分類体系 |
APG |
属性(生活型) |
多年草 |
標準和名 |
アワ |
漢字表記 |
粟 |
学名/栽培品種名 |
Setaria italica P. Beauv. |
RDB |
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花期 |
夏:7~8月 |
結実期 |
秋:9~10月 |
原産地 |
アジア |
備考 |
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国内分布 |
乾燥した耕作地に適する。 |
自生環境 |
農産物として渡来した。生育期間が短く、高緯度地域でも栽培することができる。 |
補 足 |
穀物として世界中で栽培されており、農産部ととして多彩な品種がある。日本ではオオアワがほとんどを占めており、「いわてあわこがね」などの新品種も生み出されている。 |
撮影 : 千葉県佐倉市 2024年9月8日
撮影 : 千葉県佐倉市 2024年9月8日
俗称:ネコジャラシ(猫じゃらし)
千葉県船橋市 2016年10月18日
俗称でネコジャラシ(猫じゃらし)とも呼ばれるエノコログサの一種が、長年の育種によって、穀物である「粟」に変化していったと言われます。
稲よりも古い時代に渡来したとの説明があるようで、ウィキペディアによりますと、「日本最古の穀類作物」とされているそうです。近年、食料として利用される機会は減っていると思いますが、本来、非常に栄養価が高くて、特に食物繊維、ミネラル類がを豊富に含んでいるとされます。