ハトムギ
(鳩麦、イネ科)---
Coix lacryma-jobi
var.
ma-yuen
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これはハトムギですね。農作物(穀物)ですが、事実上、雑草化しています。「四季の山野草」に取り上げても良いことにしましょう。ただ、花は目立たないので、撮影できるまでは花なし状態になります。このサイトでは同属のジュズダマが先に登録になりました。
古い時代から栽培されていたそうですが、現在はトウモロコシなどに席を譲った形になっています。どちらかというと、鳩麦茶などのような利用が多かったかも知れませんが、その後、スーパーフードとして見直されているタフガイです。^^
撮影 : 千葉県佐倉市 2021/09/23
科 |
イネ科 |
属 |
ジュズダマ属 |
分類体系 |
APG |
属性(生活型) |
一年草 |
標準和名 |
ハトムギ |
漢字表記 |
鳩麦 |
学名/栽培品種名 |
Coix lacryma-jobi var. ma-yuen |
RDB |
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花期 |
秋:7~10月 |
結実期 |
秋:9~10月 |
原産地 |
北アメリカ |
備考 |
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国内分布 |
各地で栽培されている。 |
自生環境 |
外来園芸種(穀物) |
補 足 |
ジュズダマを改良した栽培種とされるが、原産地情報などが異なり、情報がアバウトである。 |
撮千葉県佐倉市 2021/09/23
撮千葉県佐倉市 20231/10/06
ジュズダマは栽培品種であるハトムギの原種であるとのことです。つまり、ハトムギは品種改良が繰り返されてきた穀物という位置付けなのです。見分けがつかないほど似ていると言われており、実際、区別できていません。ネット情報では、以下のような違いがあるのだそうです。
・ジュズダマは多年草、ハトムギは一年草(これは、見ただけでは分かりません)。
・ジュズダマの果実の殻は非常に硬く、ハトムギは柔らかい。
・ジュズダマの果実の殻は白色、象牙色、茶色、黒、灰色など多様、ハトムギは茶色や焦茶色(これは・・・、上の写真では逆です)。
・ジュズダマの果実の殻は表面に凹凸が無い、ハトムギに縦筋の溝がある。