ジュズダマ
(数珠玉、イネ科)---
Coix lacryma-jobi
L. ---
これはジュズダマですね。農作物(穀物)として渡来したけれど、原産地では野草で、日本でも渡来種の野草という認識で良いのでしょうか。花は目立たないので、撮影できるまでは「花なし状態」になってしまいます(ご覧の通り、2020年9月に撮影できました)。
ジュズダマも同属のハトムギも、古い時代から栽培されていたそうですが、現在はトウモロコシなどに席を譲った形になっています。ハトムギは、どちらかというと、健康茶などのような利用が多かったかも知れませんが、その後、スーパーフードとして見直されているタフガイです。^^
撮影 : 千葉県臼井市 2022/09/04
科 |
イネ科 |
属 |
ジュズダマ属 |
分類体系 |
APG |
属性(生活型) |
多年草 |
標準和名 |
ジュズダマ |
漢字表記 |
数珠玉 |
学名/栽培品種名 |
Coix lacryma-jobi L. |
RDB |
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花期 |
秋:7~10月 |
結実期 |
秋:9~10月 |
原産地 |
東南アジア |
備考 |
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国内分布 |
日本各地の河川沿い等の水辺に自生している。 |
自生環境 |
外来穀物、比較的暖地の小川や湿地などに野生化 |
補 足 |
原産地では、水辺に生育するトウモロコシに似た雑草で、草丈が2m程度になる。漢方に用いられる薬用植物とされる。 |
稲刈りの頃に花が咲くのですね
千葉県臼井市 2022/09/04
ジュズダマの果実の殻の色は、ハトムギに比べてかなり黒っぽい。
千葉県八千代市 2021/10/14
この最後の写真だけはハトムギ(鳩麦)です。遠目では判別できませんね。
千葉県佐倉市 2021/09/23
植物園で撮影したものですが、てっきり、ジュズダマをハトムギだと思っていました。外見的には些細な違いがあるに過ぎませんが、薬草としての効用とか、穀物としての性質も異なるのだそうです。ジュズダマが栽培過程で変質して、ハトムギという変種になったとの説明を読みましたが、何か、すっきりしない話です。