コバンソウ
(小判草、イネ科)---
Briza maxima
L. ---
道端で見られるイネ科の雑草で、ユニークな形状をしているコバンソウ(小判草)。これが小判だったら、大金持ちですね(笑)。この小判部分は「小穂(しょうすい)」と呼ばれます。イネ科などの花序で良く見られる、外花穎 (Lemma) 、内花穎 (Palea) 、包頴 (glume) 穎等がコンパクトにまとまったような構造体です。
ヨーロッパ原産。日本には明治時代に観賞用に導入された帰化植物ということになります。日本では中部以南に広く勢力を伸ばしているようです。
撮影 : 千葉県船橋市 2018年4月26日
科 |
イネ科 |
属 |
コバンソウ属 |
分類体系 |
APG |
属性(生活型) |
単子葉植物、一年草 |
標準和名 |
コバンソウ |
漢字表記 |
小判草 |
学名/栽培品種名 |
Briza maxima L. |
RDB |
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花期 |
夏:5~7月 |
結実期 |
夏:7~9月 |
原産地 |
欧州 |
備考 |
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国内分布 |
雑草として、中部以南で見られる(注:関東以西、秋田県と情報が変わっている)。 |
自生環境 |
乾燥した路傍、畑、荒れ地など、特に土壌を選ばない。 |
補 足 |
明治時代に観賞用に導入された帰化植物。枝先に卵形から楕円形の小穂(しょうすい)をつける。別名:タワラムギ(俵麦)。 |
小判にも見えますが、お米の俵にも、ダンゴムシにも、三葉虫にも見えますね
乾いた路傍にびっしりと生えている姿をよく見かけますが、かわいいイメージですよね!(繁殖力は強いようです)
千葉県船橋市 2018年4月26日
千葉県船橋市 2020年5月13日