ハス:オオガハス
(大賀蓮、ハス科)---
Nelumbo nucifera
Gaertn. ---
淡いピンク色の蓮がたくさんつぼみを膨らませているのは、古代蓮として大事に育てられているハス=オオガハス(大賀蓮)です。
蓮の研究で知られる大賀一郎理学博士に因んで名付けられました。千葉市の東京大学検見川農場で弥生時代の地層から発掘されたそうです。つまり、約2,000年前の種子から発芽した古代蓮という訳です。
比較的大きな植物で、生え際から1m程度の高さになるものもありそうです。花は閉じ気味で、大きく開いている花茎はほとんど見当たりません。調べてみましたら、午前10時に閉じ始めるのだそうです。朝から出掛けなければいけなかったという訳で、迂闊でした。(^^*)
撮影 : 千葉県千葉市 2022年7月8日
科 |
ハス科 |
属 |
ハス属 |
分類体系 |
APG |
属性(生活型) |
多年性水生植物 |
標準和名 |
オオガハス |
漢字表記 |
蓮 |
学名/栽培品種名 |
Nelumbo nucifera Gaertn. |
RDB |
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花期 |
夏:7~8月 |
結実期 |
種子は受粉から30日程度で採取することが多い |
原産地 |
アジアの南部からオーストラリア(インドとする説が有力)。 |
備考 |
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国内分布 |
渡来種。茨城県などで「蓮根」として植裁される。 |
自生環境 |
沼、湿地など。 |
補 足 |
近年の研究により、スイレン科とは早い時期に系統が分かれたことが判明した。古代ハスとして、大賀ハス、行田ハス、中尊寺ハスが知られ、種子の寿命が長い。 |
千葉県佐倉市 2022年7月8日
千葉県千葉市 2008年7月20日
千葉県千葉市 2020年8月10日
長い梅雨が終わり、何とかなるのではないかと出掛けてみたのですが、既に花は数個しか咲いていない状態でした。出遅れですね。まぁ、お陰で、こんな姿を撮影することができました。