オクラ
(秋葵、アオイ科)---
Abelmoschus esculentus
(L.) Moench ---
アオイやハイビスカス似よく似た花を咲かせるオクラですが、アオイ科ハイビスカス属ではなく、アオイ科トロロアオイ属に分類されるそうです(再分類された)。
繁く食卓に登場するであろうオクラは、この植物の果実(若い莢)で、ネバネバがあって優しい口当たりが魅力の野菜ですね。
意外にも、オクラは英名であり、日本では、従前「ネリ」と呼ばれていたとの情報がありますが、現在では知られていないと思います。因みに原産地はアフリカとのこと。
撮影 : 千葉県船橋市 2009年9月17日
科 |
アオイ科 |
属 |
トロロアオイ属 |
分類体系 |
APG |
属性(生活型) |
多年草(日本では一年草扱い) |
標準和名 |
オクラ |
漢字表記 |
秋葵 |
学名/栽培品種名 |
Abelmoschus esculentus (L.) Moench |
RDB |
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花期 |
初夏:7~10月 |
結実期 |
夏:8~10月 |
原産地 |
アフリカ北東部 |
備考 |
一日花 |
国内分布 |
国内では食用、観賞用に栽培される。 |
自生環境 |
食用野菜、鑑賞目的で関東から西日本で栽培される。 |
補 足 |
従前、ハイビスカスやフヨウと同じフヨウ属とされていたが、現在はトロロアオイ属に再分類された。自生地の環境では多年草であるが、日本では越冬できず、一年草的な生活型となる。 |
畑ではなく花壇に植えられていました
花はハイビスカスによく似ています
千葉県船橋市 2009年9月17日
半日花は萎み始めています
花の周囲にはオクラの果実!
千葉県船橋市 2022年9月25日
オクラの花は朝から咲き初め、昼過ぎには萎んでしまいます。半日花ですね。でも、次々に咲く準備ができています。実は、開花時間が短いので、自家受粉するケースが多いのだそうです。遺伝子の多様性という面では微妙なところですが、大量に花を付け、大量に果実を生らせ、遺伝子が均一なまま継続することになるので、野菜としては優等生です。でも、きれいな花を使い捨てる感じなのでモッタイナイ感がありますね。