スズメウリ
(雀瓜、ウリ科)---
Neoachmandra japonica
(Thunb.) W.J.de Wilde et Duyfjes ---
灰白色の小さくて丸い果実はスズメウリですね。カラスウリより小さくて、雀の卵に似た果実は稔ることが命名の由来だとする説があります。
スズメウリはカラスウリと同じウリ科ですが、属レベルではスズメウリ属という別のグループを構成(世界で約35種)しているのだようです。例のオキナワスズメウリを含むのだろうと思ったら、それはオキナワスズメウリ属という別属だそうです。細かく分けすぎではないでしょうか。
撮影 : 千葉県市川市 2022年10月23日
科 |
ウリ科 |
属 |
スズメウリ属 |
分類体系 |
APG |
属性(生活型) |
一年草、つる性植物 |
標準和名 |
スズメウリ |
漢字表記 |
雀瓜 |
学名/栽培品種名 |
Neoachmandra japonica (Thunb.) W.J.de Wilde et Duyfjes |
RDB |
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花期 |
夏:8~9月 |
結実期 |
秋:10~11月 |
原産地 |
日本 |
備考 |
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国内分布 |
国内では本州、四国、九州に分布する。国外では東南アジア広域で見られる。 |
自生環境 |
低地の路傍、林縁、荒れ地、川端などで見られます。 |
補 足 |
生育環境はカラスウリに似ているという。果実がカラスウリより小さく、熟した白い果実が雀の卵に似ていることからスズメウリと命名されたとの説がある。 |
同じ場所で、まだ緑色の果実と、熟して白くなった果実が見られました。緑色の果実は虫に食べられています。
千葉県市川市 2022年10月23日
近縁の別属であるオキナワスズメウリの画像を借りてきました。いつ、撮影できるか見当もつかないので、アフィリエイトプログラムの画像を利用することにしたという訳です。これはカラフルですね!
オキナワスズメウリは力強く生長する性質で、ツルがどんどんと伸びて、花後、こんな果実がいっぱいできるそうです。陽光を好み、暑さも平気!「沖縄」の冠を持つだけのことはありますね。嬉しいことに、こぼれ種から芽吹いてくれるそうです。