ヤブレガサ
(破れ傘、キク科)---
Syneilesis palmata
(Thunb.) Maxim. ---
春先、地面から開きかけの傘(それも破れている)が生えているのを見掛けます。名前は、そのまんまヤブレガサ!と言います。ここではニョキニョキと生えていましたが、ポツンポツンと生えていることもあります。
未だ、花を見たことがありません。正確には意識したことがないだけなのかも知れませんね。写真で拝見したのですが、キク科の植物らしい雰囲気を残しながら、どこかホトトギスに似た風情があるようでした。
撮影 : 山梨県南都留郡(富士河口町) 2004年4月30日
科 |
キク科 |
属 |
ヤブレガサ属 |
分類体系 |
APG |
属性(生活型) |
多年草 |
標準和名 |
ヤブレガサ |
漢字表記 |
破れ傘 |
学名/栽培品種名 |
Syneilesis palmata (Thunb.) Maxim. |
RDB |
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花期 |
夏:7~9月 |
結実期 |
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原産地 |
日本 |
備考 |
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国内分布 |
国内では本州から九州に分布する。海外では朝鮮半島に自生する。 |
自生環境 |
山地の半日陰で湿度が林下などに自生する。 |
補 足 |
早春、根生葉1枚時の姿を「破れた傘」にみたてて命名された。タイミンガサ(Parasenecio peltifolius)、モミジガサ(P. delphiniifolius)が似ており、間違えられやすい。 |
草丈がスッと大きくなるようですね。周囲の淡い紫色の花はタチツボスミレです。
千葉県市原市 2008年4月16日
千葉県千葉市 2005年4月9日
情報から見た方が分かりやすいかも知れません。周辺にある白い花はヒトリシズカですから、この時期の草丈が分かることでしょう。草丈は伸び続けて、夏場には60~90cmになって花を咲かせます。