ヤナギラン
(柳蘭、アカバナ科)---
Chamaenerion angustifolium
(L.) Scop. subsp.
angustifolium
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高原には、たいそう鮮やかな花が咲くものですね!柳のような葉、蘭のような花。アカバナ科のヤナギラン(柳蘭)です。ただし、個々の花を良く見ますと、蘭の花とは異なる構造ですね。草丈の高い植物です。夏の草原では、草丈は生存競争の重要な要素なのでしょう。
撮影 : 山梨県牧丘町 2004年7月19日
| 科 |
アカバナ科 |
属 |
ヤナギラン属 |
| 分類体系 |
APG |
属性(生活型) |
多年草 |
| 標準和名 |
ヤナギラン |
漢字表記 |
柳蘭 |
| 学名/栽培品種名 |
Chamerion angustifolium (L.) Holub subsp. angustifolium |
RDB |
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| 花期 |
夏:6~9月 |
結実期 |
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| 原産地 |
欧州、アジア、北米 |
備考 |
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| 国内分布 |
北海道、本州(中部地方以北)に分布する。海外ではヨーロッパ、アジア、北アメリカなど北半球に広く見られる。 |
| 自生環境 |
山地の草原に自生する。 |
| 補 足 |
和名に反してランの仲間ではない。世界で広く分布し、日本では北海道・本州以北の亜高山帯から山地帯の草地や礫地に分布する。 |
花の側面をクマンバチが飛んでいますね(夏の高原は昆虫たちの楽園です)
山梨県牧丘町 2004年7月19日
学名が大きく2種類 Chamaenerion angustifolium subsp. angustifolium と Epilobium angustifolium が見られます。どこかで「属」の変更があったのでしょうか。「科」の変更でなくて助かります。