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クチナシ(梔子、アカネ科) | 八重咲きには着果しない | (つぶやきの棚)徒然草 |
常緑の葉の間から、茶色の巾着袋みたいな不思議な形で、艶々の果実が顔を覗かせています。お馴染みと感じる方もいらっしゃることと思いますが、一応、説明をしておきますと、これはクチナシの果実です。今年は整った姿の果実を見つけられませんでした。 近年、好まれている八重咲きの大きな花を付ける品種には、残念ながら、こうした果実は稔ってくれません。一つ手に取って、果皮を剥いでみようと頑張ったのですが、指が黄色くなるだけで、なかなか剥けてくれませんでした。確かに「梔子染(くちなしぞめ)」の染料になる果実です。クチナシの色素は「クロシン」と呼ばれるカロテノイド系の水溶性色素。 無害なので、昔から、お菓子などの食品に用いる着色料にも利用されています。 |
2023/11/29 |