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ジンチョウゲ（沈丁花、ジンチョウゲ科）	甘い香りは無駄に終わる	（つぶやきの棚）徒然草
例年、少しずつ開花時期がずれてしまう色違いのジンチョウゲです。今年は、ほぼ同じ時期に咲き出しました。散歩の際、この横を通り過ぎるだけで、とても良い芳香を感じることができます。その芳香は長く続き、咲き始めに強いとか、太陽の位置で変化するという印象ではありません。 　ジンチョウゲが放つ香りは､品のある甘い香りだと言われます。実際、個人的にも、クセがなくて、より多くの方に好まれるタイプの香りではないかと思います。秋の金木犀（キンモクセイ）に比肩する性質を持っているかも知れません。原産は中国南部とされ、室町時代には既に渡来していたそうです。雌雄異株でありながら、国内ではほとんどが雄株であるため、結実しません。ポリネーターを惹きつける意味が失われていることになりますね。

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2024/03/25