|
|
トチノキ(栃の木、ムクロジ科) | 笛を吹いた想い出 | (つぶやきの棚)徒然草 |
見上げた空を覆うような大きな葉が拡がっていました。そして、茶褐色で丸みがある果実が幾つか見えています。これ、実はトチノキ(栃の実)です。秋になると、栗を「饅頭」のように平たくしたような形状の艶々した果実は、熟して落下します。 この樹木について、花を意識したのは大人になってからだったと思います。子供の頃、遊びで「栃笛」を吹いていたので、果実を先に知っていました。この果実に、五円玉の穴くらいの穴を空けて、そっと息を吹く込むと、比較的簡単に、ピーッという音が出るようになりました。一方、堅い果実にうまく穴を開けるには、それなりに指先の技術が必要でしたので、小さい子には難しかったと記憶しています。 |
2024/07/26 |