シロダモ
(白だも、クスノキ科)---
Neolitsea sericea
(Blume) Koidz. (1929) ---
不思議なことに、短い期間で、これまで余り意識していなかったシロダモという樹木を、4度に渡って目にすることになりました。勿論、それぞれ別の場所での出来事です。
最初に遭遇した大きな公園では、ゆっくりと歩き回っていて、通り掛かった緩やかな坂道の途中、11月末に花を咲かせている樹木が珍しいと感じ、なんという名の植物なのかも分からないまま、記録的に撮影していたのです。しばらくして、水鳥を撮影する目的で出掛けた大きな池がある公園で、やはり、緩やかな坂道で、たまたま同じ花を見かけたという訳です。葉や花の特徴を覚えていたのですが、よもや、近所にある新興住宅地の庭に植樹されているとは、想像もしていませんでした。確かに、おもしろい葉を持った常緑樹ですが、地味なので庭木向きとは思ってもいませんでした。
撮影 : 千葉県千葉市 2024年11月24日
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たまたま、ベージュ色の小さな花が目に付いたのですが、周辺を見ると、くるりと並んだ端正な形の葉も特徴的でした。
撮影 : 千葉県成田市 2024年12月15日
なんと、普段の散歩コースをほんの少し逸れた一画にある新しい住宅地に、庭木として植えられていました。
撮影 : 千葉県船橋市 2024年12月29日
撮影 : 千葉県八千代市 2025年1月1日
雌雄異株だそうです。雌株で花後にできた果実は、一年程掛けて赤く熟すのだそうです。それなら、どこかで見かけても不思議ではなかったはずですが、たまたま雄株ばかりだったのでしょうか。新しい葉の育ち方など、一年中、少しずつ、変化があっておもしろそうです。