寒さが増して、やっと鮮やかに染まった イロハモミジ
この季節に、最期の輝きを見せる紅葉(カエデ、もみじ)です。 毎年のことですが「どんな風に撮影しようかな!」と迷ってしまいます。 10日ほど前に撮影したもので、葉は既に散っていることでしょうね。 今年は、なかなか良さそうな風情に撮影できました(暗いノイズが玉に瑕)。 実は、曇天で光量不足だったこともあり、軽くストロボを焚いています。 うまい具合にコントラストが利いてくれました。 カナダ等の北米で、カエデの仲間は主にメイプルと呼ばれています。 以前から疑問だったのですが、メイプル・シロップって何なのでしょうか? 実は、樹液に数%の蔗糖が含まれているのだそうです。 砂糖の原料になるもので、日本のイタヤカエデからも採取可能です。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Acer palmatum" ● 原産 : 日本 ● 分類 : カエデ科カエデ属 さて、普段、漢字で「楓」と書くと思いますが、これはフウと読むそうです。 へっ?と訝る方も注目なのですが、「楓」は別の植物の漢字名ですって! アカデミックな方々は「槭」と書くのだそうです。 ( ̄◇ ̄;) 中国のフウは日本のカエデに良く似ていますが、マンサク科の植物です。 相当古い時代、はっきり言って「古代」に混同が生じたようですよ。 葉の様子が良く似ていて、ともに紅葉するので仕方がないかも知れません。 でも、種子の形状や葉の付き方が全く違うそうですね。 因みに、カエデは「かえるて(蛙手)」が語源というアヤシイ話があります。 確かに、葉の形状がカエルの手足の雰囲気はありますが・・・。 なんと、かの万葉集に出て来るそうですよ(へへぇ、畏れ入りやしたぁ)。