これはこれは、とてもユニークな形をした花の登場です。 蘭の仲間に似たような風体の花がありましたが、ラン科ではないようです。 「これは何かな?」 ゴマノハグサ科のカルセオラリア、和名は巾着草ですね。 巾着というのは、和装なら現在でも使用するハンドバッグの類でしょうか。 ふっくらとして、紐でキュッと縛った形状に似ているという訳です。 花には赤、黄、橙色があり、多くは赤褐色の斑の入るという配色です。 耐寒性があり、今頃出回っていて、逆に夏の暑さには耐えられないとか。 それで、本来は多年草ですが、日本では一年草扱いとなっている訳です。 冬の彩りに適していますね。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Calceolaria x herbeohybrida" ● 原産 : (原種)中南米 ● 分類 : ゴマノハグサ科カルセオラリア属 小さなタネから育てることもできるそうですが、結構難しいとされています。 普通、タネを播くと覆土をしますが、発芽するのに光が必要なのだそうです。 知らなければ、その段階で発芽率が下がってしまうことでしょう。 どうやら、ホームセンターで鉢植えを買った方が無難でしょうか。 (^.^) 大輪グランディフローラ系と小輪多花マルチフローラ系があるそうです。 もう一つの区分け表現を見つけました。 草丈が低く大輪のグランディフローラ系と草丈が高く小輪ルゴサ系がある? スミマセンが、この関係は良くわかりません。 分類の名称が変わることは、良くある話です。 因みにゴマノハグサ科ではなく、カルセオラリア科する新しい説があるとか。 顕微鏡を含めて「見た目」で区別する時代は、もう終わった方が良いですね。