見たことがあるような、知らないような、でもキク科の植物ですね。 あれぇ、「これは何かな?」 俄には信じがたいのですが、なんと、これはマーガレットなのだそうです。 手前の八重咲きの花も、やはりマーガレットなのだそうですよ。 最近は、マーガレットも小洒落ているんですねぇ(ちと、表現が古くさいか)。 この他にも、山野草のような丁子咲きの品種ありました。 白い花弁で、中央が黄色いというイメージは払拭した方が良さそうです。 花色だけでも、赤、濃いピンクと薄いピンク、黄とレモン、白、紫と多彩です。 矮化しているためか、葉のイメージもかなり違うように感じます。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Chrysanthemum frutesceus" ● 原産 : アフリカのカナリア諸島 ● 分類 : キク科キク(デンドランテマ)属 マーガレットの語源はギリシャ語の "margarites(真珠)"だそうです。 17世紀、主にフランンスで品種改良が進んで、世界に拡がっていきました。 日本でも、日本の気候に対応できるよう改良されていった訳です。 品種登録制度上ですが、最初のマーガレットは「アーリーホワイト」でした。 ただ、日本でマーガレットと呼ぶ植物と、フランスのマルグリットは別種です。 英語では、ともに "marguerite" だというあたりが原因でしょうか(?)。 現在の品種改良は放射線や組織培養技術等を利用したものです。 昔、生物の教科書に「ガンマ・フィールド」という手法が掲載されていました。 最近の手法は知りませんが、突然変異育種も活用しているんですね。 どちらかというと、属間雑種育成がメインだろうとイメージしていたのです。