もう説明が要らないほど、繰り返し登場しているエリカです。 まとめて2種類を持ってきました。 鮮やかな橙から朱色系の細長い花を下向きにたくさん咲かせています。 これは南アフリカ原産種のファイヤーヒースです。 耐寒性は強い方ではなく、花期は春3月辺りになることが多いようですね。 春咲きエリカと呼ばれるグループですが、実は秋にも咲き出すようです。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Erica cerinthoides" ● : "Erica sparsa" ● 原産 : 南アフリカ ● 分類 : ツツジ科エリカ属 一方、個々の花が粟粒のように小さい可愛い花を咲かせるエリカです。 その名もアワユキエリカという和名で流通しています。 隣のファイヤーヒースと比較してみて下さい。 同じ南アフリカ原産種ですが、ずいぶんとイメージが違うものですね。 小さくて見えませんが、花は広鐘形で枝に数個ずつ付いています。 花の総数は全く違います。 先祖は同じ種なのでしょうが、どういう理由でこんな違いになるのでしょうか。 日本の桜のような種では、ここまで顕著な分化は見掛けませんね。