総合案内へ戻るトップページ年別倉庫(2007年)月別倉庫(3月) 2007年 3月17日 仲間さがし
外来種に押されながらも頑張るニホンタンポポの晴れ姿

外来種に押されながらも頑張るニホンタンポポの晴れ姿

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やわらかいイメージのタンポポですね。
ご存じの通り、日本には複数のタンポポが自生しています。
資料によると、帰化種を含めて22種になるそうですね。

総苞外片、つまり、花を包むような緑色の苞が反り方はポイントの一つです。
明確の反るのはセイヨウタンポポですね。
写真のように反らずに包み込むタイプは在来種と見て良いようです。

撮影地が静岡ですので、カントウタンポポかなぁと思います。
特徴は総苞外片が卵形から卵状楕円形で、著しい小角突起がつくとか。
著しいかどうかは微妙ですが、突起はあるようですね。

(ちょろっと、蘊蓄)
 ● 学名 : "Taraxacum platycarpum"
 ● 原産 : 日本(分布:本州)
 ● 分類 : キク科タンポポ属

絶対多数の個体数を誇るのは、今ではセイヨウタンポポです。
日本全国、河岸線から山地まで、まんべんなく浸透してしまいました。
一時は在来種が駆逐されるのではないかと懸念されました。
現実には、優勢とは言え、駆逐するまでには至っていません。

しかしながら、単為生殖をするセイヨウタンポポは絶対的に有利ですよね。
余り生育環境を選ばないという特質も相当に有利です。
でも、気が遠くなるような長い期間を生き延びた種はなかなか頑張ります。

好きな環境では、それなりに繁殖しています。
それから、雑種を作って、しぶとくDNAを残しているということです。
見た目では分かりませんが、花粉を顕微鏡で見れば判別できるそうです


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 カントウタンポポを含むニホンタンポポには自家不和合性、つまり、自分の花粉で生殖することを嫌う性質があります。正しい植物のあり方(笑)ですね。
 一方、セイヨウタンポポは、正確には「無融合生殖」と呼ばれる増え方で、なにしろ花粉を必要としません。これはもうクローニングに近い訳で反則ですよね。


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