広島から鳥取へ抜けて行く途中、この白い花が咲いていました。 見ただけで分かりそうですが、一応、「これは何かな?」 西日本に多いと言われるシロバナタンポポ(白花蒲公英)ですね。 地方によっては、特に珍しいものでも何でもない存在のようです。 島根県の文学の薫り高い地方都市でのことです。 おばぁさんに「この辺のタンポポは白いんですねぇ」と尋ねてみました。 すると「・・・タンポポは白いんでないの!」というのが回答でした。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Taraxacum albidum"または"Taraxacum hondoense" ● 原産 : 日本 ● 分類 : キク科タンポポ属 白いといっても、ご覧の通り、中央部は黄色くなっています。 あるサイトでのことですが「品がある」という表現がありました。 なるほど、言われてみれば、そんなイメージがあるかなぁ。 さて、これは初めて知ったことですが、他の在来種と違う点があります。 それは「単為生殖」をするという性質なのです。 これはセイヨウタンポポが持つ特権かと思っていました。 それから、もう一つ、他の在来種より優れた性質(?)がありますよ。 どうやら、食べると他のタンポポより、美味しいのだそうです。