今年は気温が高くて、やっと冷え込みが厳しくなってきました。 お陰様で、紅葉などの秋の風情が長く続いているような印象があります。 さて、このふわふわしたものは、ある花のアップですが分かりますか? 秋の風物詩である「菊花」の大きな花ですね。 ところで、「菊花」とか「桜花」とか、不思議な表現をしますよね。 紋様を意味することもありますが、花そのものを示す言葉なのです。 □ 競馬のレース名に使われるのはナゼでしょうか? (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Dendranthema x grandiflorum" ● 原産 : 中国 ● 分類 : キク科キク(デンドランテマ)属 キク科の植物はとても多く、キク自体にも多くの種があります。 秋の菊花展で見掛ける家菊は、学名を見る限り、交配種なのですね。 その上、皇室の御紋ながら、イメージに反して原産は中国のようです。 この季節、ご近所の菊好きさん宅を巡ると綺麗にディスプレイしてあります。 実は親父も菊好きに一派だったのですが(笑)、育てるのはたいへんです。 水遣り、芽かき、台風の日の移動・・・、よく手伝いをさせられました。 豪華で大きい花を咲かせる大菊は、主に「三本仕立て」に作られるようです。 花数が多くて小さい花を咲かせる小菊は「懸崖仕立て」が似合います。 ただし、 大きさや形、開花時期で呼び分けますが、学名は同じなのです。