稲刈りが済んだ田の畦に、黄色い花が夕陽に染まっていました。 「これは何かな?」 ショウブ科の花にも似ていますが、大きな花が特徴のカンナです。 頭に「カ」が付くのは思い出したのですが、名前が出てきません。 「カア・、カイ・、カ〜、ええと、カ・・・なんだっけ?」 50音順に思い出そうとしたのですが・・・、よもや、最後のカンだったとは! 花色は多彩で、赤 ・白 ・桃 ・橙・黄色系などがあります。 それから、赤斑が入ったものや複色パターンもあるようですね。 一般には夏に咲く植物だそうですが、シッカリ咲いていました。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Canna indeica hybrid" ● 原産 : 熱帯アメリカ、アジア ● 分類 : カンナ科カンナ属 蘊蓄の続きですが、カンナ科はカンナ属だけで構成される科だそうです。 野生種は比較的多い方ですが、流通している種は多くありません。 Canna indeica は花カンナの学名ですね。 とても大きい植物で、草丈は普通1m程度あります。 この大きさは園芸的に見れば、むしろ不利な特性かも知れませんね。 そこで40〜60cm程の矮小種が鉢向けに出回るようになりました。 それから、葉も大きくて見応えがありますよね。 通常は緑一色ですが、赤や黄色の模様が付いた品種も出回っています。 五色葉カンナと呼びますが、残念ながらまだ見たことがありません。