鮮やかな紅色の小さな花が集まって頭状散房花序を形成しています。
「これは何かな？」
実は二度目の登場になるセイヨウノコギリソウ(西洋鋸草)です。

別名で紅色系品種をアカバナノコギリソウと呼ぶことがあるとか。
その別名に該当しそうな花を咲かせていますね。
園芸目的で渡来した後、逸出して野生化して広く分布しるそうです。
でも、みたことはないなぁ・・・。　(^.^)

（ちょろっと、蘊蓄）
　●　学名 : "Achillea millefolium"
　●　原産 : ヨーロッパおよびイラン、シベリア、ヒマラヤ
　●　分類 : キク科ノコギリソウ属

ヤロー（Yarrow）と呼ばれる薬用ハーブとして重宝されてきました。
見たことはないのですが、日本にも白い近似種が自生しているそうです。
実は、セイヨウノコギリソウも白い花が一般的なのですね。

名前の通り、西洋で重用される薬草ですが、漢方でも用いられています。
「洋蓍草（ようしそう）」という生薬名があるのですね。
それで「味＝甘・苦・辛」、「性＝寒」という説明です。
きっと、分かる方には分かる暗号のようなものでしょうか。o(^▽^)o