ユリカモメ
~愛嬌のある小型のカモメ~
撮影地 : 千葉県市川市 撮影日 : 2002年1月2日
分 類 |
チドリ目カモメ科 |
学 名 |
Larus ridibundus L., 1766 |
和 名 |
ユリカモメ (百合鴎) |
概 説 |
正月のこと。二輪走行中、突然、空の様子が変わったので、周りを見てみると、黒い雲の下を飛び回る鳥の群れがいる。よく見ると、比較的低いところで様子を見ている群れもいた。嘴は細くて脚とともに赤く、体が白い小型のカモメです。ユリカモメであるとわかったのは3年も後のことでした。
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分 布 |
ユーラシア大陸の中緯度(温帯から亜寒帯)に広く分布する。冬季は地中海、アフリカ大陸北部、インド、中国東部、東南アジア等、各地で越冬する。日本には冬鳥として渡来して、本州以南で越冬する。 |
雌 雄 |
ほぼ同色。 |
体 長 |
約40cm、翼開張:約93cm |
その他 |
湖沼、湿原、水田などに生息する。雑食性で、主に水生植物を食べる。 |
撮影地 : 千葉県船橋市 撮影日 : 2024年2月8日
突然、空の様子が変わった |
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とても不思議な風景でした!
にわかにかき曇って
遠い青空と近い嵐雲が交錯した視界に
ユリカモメが、騒がしく飛び交った
とても不思議な冬の午後でした
撮影地 : 千葉県市川市 撮影日 : 2002年1月2日
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どうやら、かなりイタズラ好きのようですね o(^▽^)o
撮影地 : 千葉県習志野市(谷津干潟:ラムサール条約湿地) 撮影日 : 2005年2月5日
▲ PLAY(注:動画再生に伴って自然音が流れます! 30sec. loop )
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撮影 : 千葉県船橋市 撮影日 : 2024年2月8日 |
白い羽を持ち、くちばしと脚が朱色で美しいとされて、古くより詩歌や絵画の題材とされてきたそうです。実際、平安期の歌人・在原業平や和泉式部の古歌に登場する都鳥(みやこどり)はユリカモメですが、どうした訳か、「東京都の鳥」に指定されています。
『伊勢物語』の「名にし負はばいざ言問はむ都鳥わが思う人はありやなしやと」という和歌に因むとの説明されます。すると、この「都」は京の都ですね。なにしろ、その時代、東京都は毛ほども存在しておらず、「東下り」と言われる通り、京の都から見れば極東に当たります。
2024/03/14