端の黒い豹柄の翅を持つ南方の蝶 蝶・蛾 | |
(タテハチョウ科 Nymphalidae) 和 名 : ツマグロヒョウモン 学 名 : Argyreus hyperbius LINN. 撮影地 : 福岡県北九州市 撮影日 : 2005年8月18日 |
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オレンジと黒の豹柄がトレードマークで、個体数も多いチョウです。後翅のへりが黒くなっていることで他のヒョウモン類と見分けられます(褄黒彪紋)。 |
分 布 | 本州・四国・九州・沖縄---(注)分布域は大幅に北上中で千葉県では既に普通種です |
食 草 | スミレ科(野生スミレ、パンジーなど) |
越冬態 | 幼虫 |
雌 雄 | 斑紋が異なる (♀の翅の先端は紫黒色) |
世 代 | 多化性 (年3~4回) |
前翅長 | 27-38mm |
その他 | 元来は南方の蝶なのだが、温暖化やヒートアイランド現象の影響か、食草が園芸化されているためか、分布が北に広がった。 |
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ツマグロヒョウモンの変態!!ある日、目立たない位置にある鉢で、蛹になろうとしているツマグロヒョウモンを見つけました。 まぁ、この状態になれば、もう悪さはしませんので観察することにしています。 【左】 終齢幼虫(5~7齢と言われます)が体を固定して「前蛹」という状態になりました。 【中央】 たった一日で蛹になりました。茶色が多いと思います。この段階から黒いのは初めて見ました。 金属質のトゲの色で高確率で雌雄の判別ができるそうです。金色はメス、銀色はオス! では、メスなのでしょうか。 【右】 蛹化してから12日目、朝早くから脱皮していました。 黒く変化すると脱皮が始まると言われていますが、最初から黒かったので予測できませんでした。 あれっ、オスかな?! |
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発見!雌が飛来、あちこちに卵を産み付けていました | 撮影地 : 千葉県 撮影日 : 2007年8月17日 |
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すみれの天敵、赤と黒のギャングです(大量駆除) | 撮影地 : 千葉県 撮影日 : 2007年8月4日 |
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これは雄ですが、後翅の端が黒いので分かりやすい | 撮影地 : 福岡県北九州市 撮影日 : 2005年8月18日 |
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なんと、駆除の手をすり抜けてサナギになっていました | 待つこと10日間、羽化したのは雄、少し小さめでした |
撮影地 : 千葉県 撮影日 : 2007年9月23日 | 撮影地 : 千葉県 撮影日 : 2007年10月3日 |
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長い時間、じっとして準備が整うのを待っています | 少し寒いけれども、さぁ、いよいよ、離陸です |
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今年も駆除しきれずに、蛹になり、羽化しました(雄です) |
撮影地 : 千葉県船橋市 撮影日 : 2008年10月18日 | |
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撮影地 : 千葉県船橋市 撮影日 : 2008年12月3日 | なんと、こんな時期に羽化してしまいました(がんばれよぉ) |
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撮影地 : 千葉県船橋市 撮影日 : 2013年6月29日 | 鋭い刺と金属質の銀突起、これは威嚇目的でしょうね |
(2005/09/12)Latest Update 2022/09/23 [730KB] | ![]() |