ノコンギク (野紺菊、キク科)--- Aster microcephalus var. ovatus ---

ノコンギク(野紺菊、キク科)
 ノコンギク(野紺菊)は、野に咲く紺色の菊と読めます。ただ、野生のノコンギクから青色が強い個体が選別されて濃い栽培品種の「紺菊」として一般に知られることになり、その野生種が、逆に「野紺菊」と呼ばれるようになったとする説があるそうです。まぁ、話の時系列というか、起承転結が変ですよね。淡い紺色の花も早めに撮影したいところです。
 そういう訳ですから、野生種のノコンギクには淡い紫色の花もありますが、白い花も少なくはないということでしょう。
撮影 : 岩手県奥州市(水沢) 2022年9月30日

キク科 シオン属
分類体系 APG 属性(生活型) 多年草
標準和名 ノコンギク 漢字表記 野紺菊
学名/栽培品種名 Aster ageratoides var. ovatus RDB
花期 秋:8~11月 結実期 冬:11~12月
原産地 日本 備考
国内分布 北海道と沖縄を除く全国で見られる。日本固有種。
自生環境 田の畦や林下など至る所に咲くが、一般に日向を好む傾向がある。
補 足 野にある紺色の菊に由来。 園芸品種の紺菊(コンギク)の原種。近縁種の嫁菜(ヨメナ)や関東嫁菜(カントウヨメナ)によく似るが、ノコンギクの方が密に咲き、葉が少し異なる。

ノコンギク(野紺菊、キク科)

岩手県奥州市(水沢) 2022年9月30日

ノコンギク(野紺菊、キク科)

岩手県奥州市(水沢) 2022年9月29日


ノコンギク(野紺菊、キク科)
秋田県雄勝郡東成瀬村 2022年9月30日

ノコンギク(野紺菊、キク科)

岩手県奥州市(江刺) 2022年9月29日

ノコンギク(野紺菊、キク科)

岩手県奥州市(胆沢) 2022年9月30日

ノコンギク(野紺菊、キク科)

岩手県平泉町 2022年9月29日

代表的な野菊の一つで、どれもノコンギクだろうと思っていますが、蕾の頃には紫色を帯びている舌状花が開くと概ね白くなります。多くの資料にある「花色は紫やピンク」との説明とは異なるので、ちょっと心配になっています。

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 (2022/10/04) Latest Update 2023/10/28 [910KB]


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