イワカガミ (岩鏡、イワウメ科)--- Schizocodon soldanelloides Siebold et. zucc. ---

イワカガミ(岩鏡、イワウメ科)
 この薄紅色の花は、艶々の丸い葉を「鏡」とみなして、岩場に生えることから、イワカガミと名付けられたのだそうです。植物体の大きさや鋸歯の違いで、コイワカガミ、イワカガミ、オオイワカガミに分けられていますが、実際には自生環境による差にすぎない可能性があります。
 多雪地に多いの高層湿原や岩場などに咲くイメージでしたが、この自生地はふわふわの枯れ葉が生み出した土壌でしたので、少し驚かされました。
撮影 : 群馬県中之条町(旧六合村) 2006年6月1日

イワウメ科 イワカガミ属
分類体系 APG 属性(生活型) 双子葉植物、常緑多年草、離弁花、高山植物
標準和名 イワカガミ 漢字表記 岩鏡
学名/栽培品種名 Schizocodon soldanelloides Siebold et. zucc. RDB
花期 春:5~7月 結実期
原産地 日本 備考
国内分布 九州から北海道の高山帯から亜高山帯に分布する。
自生環境 高山、亜高山の半陰地岩場などで群生する姿が見られる。
補 足 同属にコイワカガミ、オオイワカガミなどが区分されているが、DNA解析では、違いが見いだせないとの情報がある。

コイワカガミ(小岩鏡、イワウメ科) コイワカガミ(小岩鏡、イワウメ科)
群馬県中之条町(旧六合村) 2006年6月1日
岩場(礫地)にたくさんの花を咲かせます

少し下の草地には見当たりません

なるほど、岩場に咲く葉に光沢のある植物ですね

ナエバキスミレとのトゥーショットは好評のようです

(「すみれの部屋」でも掲出してみました)

2週間後に出かけてみた際も花の数は同程度でした

個々の花の花期は長いのでしょうか

(標高は約1600mでした)
コイワカガミ(小岩鏡、イワウメ科) コイワカガミ(小岩鏡、イワウメ科)
群馬県中之条町(旧六合村) 2006年6月1日 群馬県中之条町(旧六合村) 2006年6月14日
イワカガミ(岩鏡、イワウメ科) イワカガミ(岩鏡、イワウメ科) イワカガミ(岩鏡、イワウメ科)
撮影 : 群馬県利根郡 2023年4月29日 (遠くから撮影してトリミングしています)
コイワカガミ(小岩鏡、イワウメ科) コイワカガミ(小岩鏡、イワウメ科) コイワカガミ(小岩鏡、イワウメ科) コイワカガミ(小岩鏡、イワウメ科) コイワカガミ(小岩鏡、イワウメ科) コイワカガミ(小岩鏡、イワウメ科)
同じ山なのに花の色がバラバラ、白、薄紅、紅、薄紫色。葉の色や艶にも変化があるようです。
福島県(奥会津) 2024年5月16日 alt.=550-700m

(つぶやきの棚)徒然草


 (2023/05/15) Latest Update 2024/07/11 [1.69MB]


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