涼しげな白い星 ツルハナナス 「カワリビナ」
星形の白や藤色の花が高いところに咲いていました。 「これは何かな?」 手持ちの資料では見当たりませんでした。 でも、花だけは見覚えが…、 ナスにそっくりですよね。 南米ブラジル原産のソラナム・ジャスミノイデスだと分かりました。 学名は「ジャスミン似」という意味で、実際、良い芳香があります。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : Solanum jasminoides ● 原産 : ブラジル ● 分類 : ナス科ナス属(ソラヌム属) 和名は「ツルハナナス」が妥当でしょう。 ヤマホロシ "Solanum japonense "で流通していることがあるとか。 ヤマホロシ(山保呂之)は日本にも自生する別種ですね。 そう嘆く種苗流通業者の話を見つけました。 確かに、妙なタグ(札)を見ることが少なくありません。 店員さんに疑問を伝えた時、「業者が言うのだから」との応え! しっかりした業者さんもいらっしゃるのですが、現実には…・ ちょっと寂しくなる(欽ちゃん風)ことさえありますよね。 ナス科のイメージとは異なる濃い緑色の葉がしっかりしていますね。 花期がとても長く、初冬まで咲き続けるのだとか。 このまま伸びると、その頃、どのような姿になっているのでしょうか! 写真の株は地植えで、自由に蔓を伸ばすことができるようです。 二階建ての家に沿って、ほぼ同じ高さまで伸び上がっていました。 これはカワリビナ(変わり雛)という園芸品種のようですね。 花が藤色から白色に変化するという特徴があります。 どこか涼しげですね。