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★★★ 弾ける アカバナシモツケソウ ★★★

弾ける アカバナシモツケソウ(赤花下野草)

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弾ける アカバナシモツケソウ(赤花下野草)

梅雨明けの話題が聞かれるようになりました。
街角の園芸品種も「いいなぁ」と思いますが、山野草もすばらしい!
しばらくの間ですが、夏の高原などで見られる植物はいかがでしょうか。

「これは何かな?」
咲き始めたばかりのシモツケソウ(下野草)です。
正確には、変種のアカバナシモツケソウだと思われます。
まだ展開していない蕾がまぁるい玉のようですね。

この色、うす桃色、淡紅色、またはシャイニング・ピンクでしょうか!
初めて目にした時には、不思議な感覚に見舞われました。

コシジシモツケソウとの雑種由来とされる園芸品種があるとのこと。
濃紅色で「京鹿の子(きょうがのこ)」という品種名で流通しているそうです。

(ちょろっと、蘊蓄)
 ● 学名 : Filipendula multijuga var. ciliata
 ● 原産 : 日本(分布:関東以西)
 ● 分類 : バラ科シモツケソウ属

写真は膝丈程度でしたが、環境により100cm程度になるそうです。
頂小葉は大きくて、5〜7裂して目立ちます。
側小葉の方は、小さめで丸いのだそうです。
頂小葉は見ていますが、側小葉の方は残念ながら見ていません。

資料によって、生育環境が「湿地」と「乾燥地」に分かれています。
困ってしまいますね (´`;) ?
実際に見た方を信じれば、湿地に群生する植物です。

草本はエゾシモツケソウだけで、他は木本という資料もあります。
多数決的な判断をする限り、これは間違っているようだなぁと思います。

「下野の国」、今の栃木県で発見されたという情報もありました。
これは、近縁種で木本のシモツケ(シモツケ属)の命名由来の話らしい…・。

こんなに錯誤情報が氾濫している様子に、ちょっと怖くなってきました。
勉強中の身では、資料が間違っていれば、そのまま覚えてしまいます。
更に伝言ゲームのように波及してしまったら、どうしましょ!

弾ける アカバナシモツケソウ(赤花下野草)


 新しい知識を得るのは楽しいですね。でも、入手可能な資料に誤情報が含まれていましたら、必然的に誤った情報を発信しかねません。この状況は、インターネット上だけでなく、書籍などでも多く見られ、これから覚えようとする者にとりましては困った環境です。
 できる限り、きちんと調べてから発信したいと思っていますが、ブログ中で誤情報がありましたら、できるだけ優しく…((((^.^)、お知らせ下さいますようお願い致します。


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