道端に咲く黄金色の雑草 キクイモ(菊芋)
この花が目に付くようになると、もう季節は秋の始まりですね。 「これは何かな?」 鮮やかな黄金色の花を咲かせる[ 雑草 ]のキクイモです。 菊の花にも向日葵の花にも似ているでしょ。 分類は「キク科ヒマワリ属」だそうです。なぁるほど! やせた土地でも良く育って群生します。 はっきり言って雑草ですので、庭に植えたりしない方が良さそうですね。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Helianthus tuberosus" ● 原産 : 北アメリカ ● 分類 : キク科ヒマワリ属 比較的新しい時代に日本にやってきました。 早い例で江戸時代末期、実質的には第二次世界大戦期のことです。 爆発的に野生化していったということでしょうか。 食用にされる塊茎の主成分は多糖類のイヌリンと呼ばれるものだそうです。 このイヌリンは消化されてキクイモオリゴ糖(イヌロオリゴ糖)となります。 血糖値を下げる効果があり、健康食品として重宝されています。 ただ、通常の調理法では余りうまくいかないらしいのです。 とても手間が掛かる食材だと思うべきでしょうね。 それから、「芋」という名にも関わらず、デンプン質は含まないそうです。 所謂、成長を促すような「栄養」はないということですね。 ( ̄◇ ̄;) 飽食の時代にはピッタリの食品かも知れません。