青い空に白い雲 橙の花に赤いトンボ ニッコウキスゲ
青空に突き出したような濃黄色の花にアキアカネがとまっています。 「これは何かな?」 高山の頂上部高原に咲く、これがニッコウキスゲ(日光黄萓)ですね。 下の写真も良く似た雰囲気ですが、近くにあった別の株です。 蕾がしっかりしているのでトンボたちの絶好の休憩所になっているようです。 別名はゼンテイカ(禅庭花)で、こちらの方が古い名前だそうです。 なかなか厳かな名前です。 ただ、ニッコウキスゲの方が軽やかで、なかなか似合っていますね。 学名の "Hemerocallis" は1日しか咲かない美しい花を意味しているとか。 見かけで命名してしまいがちなものですが、これは意味が深い! <後日追加した注釈 2006/09/07> 多くの資料に「一日花」と記載されています。 また、学名も上記の説明通りです。 でも、実際には約2日間は開花していますので、補足しておきますね。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Hemerocallis middendorffii var. esculenta" ● 原産 : 日本(北海道、本州(主に関東以北)) ● 分類 : ユリ科ワスレグサ(キスゲ)属 欧米から多彩な園芸種が入って来ているそうです。 ただ、これらは日本から欧米に渡り、品種改良されて逆輸入されたもの。 オリエンタル・ハイブリッドと呼ばれるユリたちを思い出してしまいます。 なぜ、日本で上手に改良できないのでしょうね?! (´`;) ? ヤブカンゾウやユウスゲと区別できるかどうか、自信がありません。 もう少しのつっこみが必要ですね。 群落していたらニッコウキスゲってことではダメでしょうねぇ (^◇^) 。 この撮影地も、それなりに群生していたのですが、株数は少なめでした。 もう少し、迫力のある群生地を見てみたいと思っています。