地味ながら趣深い姿で咲く サザンカ(山茶花) ぼかしの花
かわいらしい花と蕾、それから三裂した朔果が写っていますね。 これは春に見掛ける小さな野草が咲かせる花ですよ。 「これは何かな?」 紅色が強めのスミレの「返り咲き」です。 季節はずれに咲くことを意味しますが、昨日撮影したばかりです。 温帯で東西に長い日本列島には多くの種類のすみれが自生しています。 単に「スミレ」と紹介しましたが、なんと、単にスミレという名のすみれです。 命名段階で手抜きでもあったのでしょうか。 (^.^) サクラという名の桜はあるのかなぁという類の話です。 スミレ科スミレ属のスミレでは、余りにもかわいそうな話だと思いませんか! 仕方なく、区別の必要がある時に「マンジュリカ」と表現することがあります。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Viola mandshurica" ● 原産 : 中国、日本 ● 分類 : スミレ科スミレ(ヴィオラ)属 この撮影地を「スミレが咲く丘」と勝手に名付けています。 ここで見られるスミレは、特に紅色が強いので、とてもお気に入りでして! 多彩な変種がある種ですが、この色合いはなかなかのものだと思います。 正確な色が出ていないかも知れませんが、まぁまぁ、こんな感じです。 この秋、1月前にやって来ていて、二度目の訪問です。 前回は芽も見つけられなかった丘に、今回はたくさんの株が見られました。 「もう、たくさんのタネを飛ばして疲れたよ」と言っているかのようです。 随分と短期間で成熟するものだなぁと感心してしまいます。 すみれが好きでタネから育てるのですが、普通、もう少し時間が掛かります。 この丘にはどんぐりがたくさん落ちていて、撮影中にも落ちてきました。 下の写真、どんぐりとスミレの取り合わせが妙に「絵」になっています(笑)。 でも、後で見たら、不思議な感じがするではないでしょうか。