踊るように賑わう 多彩な(蝦蛄葉)シャコバサボテン
この季節に出回り始める鉢植えに適した植物で、可憐な花を咲かせます。 「これは何かな?」 常緑多肉性草本に分類されるシャコバサボテンです。 これまでは店頭で眺めていただけでしたが、今年は購入してみました。 花弁、萼、雄しべと雌しべ、それぞれ、とても多彩な配色があるのですね。 白とピンクが寄せ植えになっている中サイズの鉢物を選んでみました。 POPや札にはデンマークカクタスと表示されているものもあります 。 品種改良がデンマークで盛んだったことに由来します。 ただ、(元来は)ある大輪で早生の品種を指す名称だったそうです。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Schlumbergera truncata" ● 原産 : ブラジル ● 分類 : サボテン科シュルンベルギア属 葉だと思っていたシャコバ部分ですが、扁平の実は「茎」だったのですね。 節が多くあり、個々に突起があるのですが、これがシャコを連想させます。 良く似た同属に、突起が丸いカニバサボテンもあるとか、へぇ!。 まるで寿司ネタですが、2月頃に咲き出します。 更にイースターカクタスも同属で、こちらは10月頃に咲き出します。 園芸種はシャコバサボテンとカニバサボテンの交配種とも言われます。 ならば、両者は同属というより同種の変化と見た方が良いかも知れません。 鉢植えばかりを見ていますので、その意味では意外なことがあります。 少し驚いたのですが、元来は、木に根を張る着生植物だったのですね。