個性的な仏炎苞と花を持つ観葉植物 アンスリウム
カラーやスパシフィラムと同じ雰囲気を持った植物ですね。 皆、ミズバショウと同じサトイモ科なのですから、当然と言えば当然です。 「これは何かな?」 別名オオベニウチワ(大紅団扇)とも呼ばれるアンスリウムです。 真っ赤な仏炎苞が普通でしたが、白や桃色も見られるようになりましたね。 一昔前に人気になったエリマキトカゲを彷彿とさせます。 なにかプラスチックのような印象で、全体が造花のように見えてきます。 お判りの通り、真の花は中央から出っ張っている棒状の肉穂花序です。 サトイモ科のよく知られている植物には共通の形状ですね。 花序の色はクリームイエローから山吹色をしています。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Anthurium scherzerianum" ● 原産 : 熱帯アメリカ ● 分類 : サトイモ科アンスリウム属 原産地では多種多彩なアンスリウム属が見られるそうです。 兄弟分や従兄弟分が出回っているようです。 余り詳しくありませんが、園芸種として交配種などもあるのでしょうね。 高温多湿を好むけれども直射日光は余り好まないという情報です。 どういう環境に自生しているのか想像できるような気がしますね。 エクアドルやコロンビアの鬱蒼としたジャングルなのでしょう。 切り花としても珍重されています。 一見、不思議なイメージが強いのですが、じっくり眺めると味があります。 比較的長く花を楽しむことができる優良な観葉植物ですね。