ムクドリ
~田畑の害虫を食べれば益鳥、都市部で騒げば害鳥~
撮影地 : 千葉県船橋市 撮影日 : 2024年3月8日
分 類 |
スズメ目ムクドリ科 |
学 名 |
Sturnus cineraceus Temminck, 1835 |
和 名 |
ムクドリ (椋鳥) |
概 説 |
全身は黒味のある褐色で、頭は灰色がかった黒褐色、嘴と足は黄色。木の洞や家屋の隙間に巣を作り、4月に産卵して5月末には巣立つ。その後は群れを作って集団で暮らす。
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分 布 |
日本では九州以北で繁殖する「留鳥」、北海道では「夏鳥」。 |
雌 雄 |
ほぼ同色。 |
体 長 |
約24cm |
その他 |
人里、農地、市街地で活動、生息。昆虫類、果物などを食べる。 |
小集団でエサを探している姿はよく見かける
撮影地 : 千葉県船橋市 撮影日 : 2024年3月8日
一羽で単独行動をしている姿は珍しい
撮影地 : 千葉県船橋市 撮影日 : 2024年3月2日
大きな集団で移動している姿が見られ、あちこちの駅前に植えられた欅の木などに群がって、迷惑がられている。
撮影地 : 千葉県印西市 撮影日 : 2022年9月4日
駅前などにあるケヤキの大木などを利用して、集団ねぐらを作ることから、むしろ、人里(もしくは、都会)で嫌われ者になってしまったムクドリです。確かに、騒音と糞の害が相当にスゴいものがあります。調査の結果、関東、中部、近畿地方の大都市で多く見られる現象なのだそうです。
ただ、追い出しても追い出しても、なかなか成果が上がらず、うまくいったとしても、隣町に移動しただけになってしまいます。長く研究をしている方の言葉を借りると、ムクドリはビル壁のある繁華街を好むことがわかり、郊外に行かないので、解決策は「ムクドリとの共存しかありません」とのこと。うまくいくのでしょうか、
2018年より広域的な対策会議を開きたいと考えています。
2024/02/23