アキノキリンソウ
(秋の麒麟草、キク科)---
Solidago virgaurea
var.
asiatica
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アキノキリンソウ(秋の麒麟草)で良さそうだと認識するまでに、かなり時間が掛かりました。アキノキリンソウだろうなぁという思いはあったのですが、なにしろ、キク科ですから、似たような植物がいっぱいあるのではないかと慎重になりました。
ほぼ日本全国で観察できるそうです。ただ、亜種や品種、変種などが幾つかあるそうで、なかなか手強そうですね。
撮影 : 岩手県奥州市(水沢) 2022年9月29日
科 |
キク科 |
属 |
アキノキリンソウ属 |
分類体系 |
APG |
属性(生活型) |
多年草 |
標準和名 |
アキノキリンソウ |
漢字表記 |
秋の麒麟草 |
学名/栽培品種名 |
Solidago virgaurea var. asiatica |
RDB |
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花期 |
秋:8~11月 |
結実期 |
冬:11~12月 |
原産地 |
日本、朝鮮半島 |
備考 |
変種、亜種がユーラシアに広く分布する。 |
国内分布 |
ほぼ日本全国で見られる。 |
自生環境 |
日当たりの良い山地に咲く。 |
補 足 |
ベンケイソウ科のキリンソウに似た花を咲かせることが命名の由来とされる。別名でアワダチソウ(泡立草)と呼ばれ、同属の帰化植物にセイタカアワダチソウがある。 |
見られる場所にはたくさん咲くのですが、決して叢生することはなく、ポツンポツンと咲いているようです
岩手県奥州市(江刺) 2022年9月29日
岩手県奥州市(胆沢) 2022年9月30日
岩手県平泉町 2022年9月29日
撮影 : 岩手県奥州市(水沢) 2022年9月29日
アワダチソウという別名があり、花が泡立つように咲くとの意味だそうです。ちょっと、名前が大げさな感じもありますが、この自生地の個体群は地味な方なのかも知れません。帰化植物のセイタカアワダチソウが同属とのことですが、こちらは、かなり派手ですね。良く見ると、まぁ、似ているところもありますが、多くの方がソックリだ!とおっしゃることには、どうしても同意できません(笑)。