シロガネヨシ
(イネ科)---
Cortaderia selloana
(J.A. et J.H.Schult.) Asch. et Graebn. ---
パンパスグラスと覚えていて、よもや、和名があろうとは思ってもいませんでした。シロガネヨシ(白銀葭)という和名があるのですね。
少し余裕がある個人宅の庭に多いイメージです。ただ、大きく育って記憶に鮮明な個体は、広い田園の一角に、遠くどーんと見えている大株です。そばまで行って撮影するには骨が折れそうな位置に植えられているのです。上の写真は、公園の一角なので撮影が楽でした。
雌雄異株であり、観賞用に栽培されるのは花序が大きい雌株です。原産地では多くの同属種があるのだそうですが、日本で見られる種はほとんどがセロアナ種で、白っぽい穂が多いようです。見たことはありませんが、薄紅色の穂を持つ種もあり、少し変異の幅がありそうです。
撮影 : 千葉県印西市 2023年11月04日
科 |
イネ科 |
属 |
シロガネヨシ属 |
分類体系 |
APG |
属性(生活型) |
多年草 |
標準和名 |
シロガネヨシ |
漢字表記 |
白銀葭 |
学名/栽培品種名 |
Cortaderia selloana (J.A. et J.H.Schult.) Asch. et Graebn. |
RDB |
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花期 |
秋:9~11月 |
結実期 |
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原産地 |
南米 |
備考 |
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国内分布 |
明治中ごろに渡来して、庭などを中心に栽培されている。 |
自生環境 |
各地で栽培されている。 |
補 足 |
雌雄異株。南アメリカとニュージーランド、ニューギニアに分布するイネ科のススキに似た植物。国内ではセロアナ種などが主に栽培されているが、近縁種は多い。切り花として利用される。 |
千葉県船橋市 2024年1月25日
真冬でも、綺麗な穂を維持しているようです。個体差でしょうか。2023年に撮影した写真と比較すると、少し「穂」の様子が異なるようですね。
パンパスグラスは雌雄異株で、雌株の花穂には長めの毛があり、雄株はやや細いとのことでした。穂が落ちてしまった訳ではないようです。