ウスギモクセイ
(モクセイ科)---
Osmanthus fragrans
var. thunbergii ---
銀木犀と金木犀の中間的な色合いをしています。撮影場所が少し異なり、開花状態も違っています。少し白っぽい方は銀木犀ではないかとの懸念もあったのですが、葉が全縁(鋸歯が見られない)であることから薄黄木犀と見ています(判断材料としては弱い)。二季咲きすることもあるとのことですが、他の季節に咲いているのを見たことはありません。
薄黄木犀の場合、日本に雄株しかないと言われる銀木犀や金木犀と異なり、雌株の方も普通に導入されており、地域に雌雄が揃っていれば、果実を見ることができることになりますね。開花の翌年、楕円形の果実ができて、緑色から紫色に変わるそうです。
中国名:金桂(cf.キンモクセイは丹桂)、英名: Fragrant olive
撮影 : 千葉県船橋市 2006年9月21日
科 |
モクセイ科 |
属 |
モクセイ属 |
分類体系 |
APG |
属性(生活型) |
常緑小高木 |
標準和名 |
ウスギモクセイ |
漢字表記 |
薄黄木犀 |
学名/栽培品種名 |
Osmanthus fragrans Lour. var. thunbergii Makino |
RDB |
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花期 |
秋:10月 |
結実期 |
夏:7月 |
原産地 |
中国、インド |
備考 |
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国内分布 |
全国で栽培されている。 |
自生環境 |
庭木として普通に見られる。 |
補 足 |
近年、変種ではなく品種とする考え方が強くなっているとのこと。また、銀木犀の園芸品種とする見解もある(注:金木犀ではないらしい)。 |
淡い清楚な色が美しい
花付き(量)は毎年少しづつ違います
象牙色ながら、少し色の白い個体
香りも少し違うように感じた
千葉県船橋市 1999年9月25日
同じ地域でも開花時期が微妙に違うことがあります(この年は同時期でした)
千葉県船橋市 2011年10月4日
種内変異であるギンモクセイやキンモクセイより葉が大きく、しっかりした印象があります
千葉県船橋市 2021年10月28日