ヒイラギ
(柊・柊木、モクセイ科)---
Osmanthus heterophyllus
---
銀木犀や柊木犀は既に花期を終えている季節ですが、良く似た白い花が咲いていました。でも、葉の棘の鋭さと漂う芳香が様子がまるで違います。これは柊(ひいらぎ)でしょう。
スマートフォンしか持ち歩いておらず、既に暗くなっていたので、また後日と思っていたのですが、町内を歩くと、あちこちから声が掛かって前に進めません。やっと辿り着いた時には、ほぼ同じ時間帯になっていました(笑)。
一軒家の周りが柊の垣根で囲まれています。撮影をしていると、お向かいの家から声が掛かりました。不審者になってしまったようです。慌てて、花を撮影しているだけである旨を説明をして、なんとかお許しをいただきました。撮影後、スマートフォンで「花の写真館」を見てもらいつつ、更に説明させていただきました。すると、逆に「ここに(ウチの柊が)載るの?」と喜んでいただいたようです。まだ、寒くなるまで咲き続けると教えていただき、いつでも撮影していいとお許しを賜りました。
撮影 : 千葉県船橋市 2023年11月21日
科 |
モクセイ科 |
属 |
モクセイ属 |
分類体系 |
APG |
属性(生活型) |
常緑小高木 |
標準和名 |
ヒイラギ |
漢字表記 |
柊・柊木 |
学名/栽培品種名 |
Osmanthus heterophyllus (G.Don) P.S.Green |
RDB |
|
花期 |
冬:10~12月 |
結実期 |
夏:6~7月 |
原産地 |
日本 |
備考 |
|
国内分布 |
東北(福島近辺)から四国、九州、沖縄に分布する。海外では台湾で見られる。 |
自生環境 |
一般の山地に自生する。 |
補 足 |
葉に尖った棘(鋸歯)が目立つ。雌雄異株で、実は花にも微妙な違いがある。翌年の初夏から夏に果実ができる。ヒイラギとギンモクセイの雑種ヒイラギモクセイとよく似ている。 |
葉の棘(鋸歯)が大きく鋭く目立ちます
銀木犀より一ヶ月以上遅く咲き出します
千葉県船橋市 2023年11月21日
白い花の後、赤くて丸い果実が生ります
花はヒイラギモクセイと極めて似ています
千葉県船橋市 2023年11月18日
棘が少ない枝変わりが見られました
若い樹には多くの花が咲くようです
千葉県船橋市 2023年12月8日