ヨメナ
(嫁菜、キク科)---
Aster yomena
(Kitam.) Honda ---
小さな植物園で撮影させてもらいました。ヨメナ(嫁菜)と説明されていた個体群です。野生のヨメナから青色が強い個体が選別された栽培品種がノコンギク、野生種がヨメナと呼ばれるようになったとする説があるそうですが、少しに妙な印象の説明ですね。
ちょっと、困っている部分ですが、葉は顕著に丸いように見えます。多くの図鑑などで見る限り、一般に、少し鋸歯があります。これらには鋸歯がほとんど見えていません。
ヨメナもノコンギクも、学者さん的な知識を持ち合わせなければ、所謂、「野菊」として同一視されているように思います。一歩踏み込んだ方々が、『ノコンギクは花の子房に、萼が変化した長い毛がついている』などという目で見定めようとするのでしょう。葉で区別する話は余り見かけません。
撮影 : 千葉県佐倉市 2021年9月23日
科 |
キク科 |
属 |
シオン属 |
分類体系 |
APG |
属性(生活型) |
多年草 |
標準和名 |
ヨメナ |
漢字表記 |
嫁菜 |
学名/栽培品種名 |
Aster yomena (Kitam.) Honda |
RDB |
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花期 |
秋:9~10月 |
結実期 |
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原産地 |
日本 |
備考 |
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国内分布 |
本州から九州に分布する。 |
自生環境 |
場所を選ばず、路傍、畦道、山地など、広い範囲で見られる。 |
補 足 |
所謂、「野菊」の代表的な種。広い範囲で見ることができる。進藤公夫によると、「典型的なヨメナは2n=63の7倍体」であると発表している。 |
千葉県佐倉市 2021年9月23日
千葉県佐倉市 2021年9月23日
千葉県佐倉市 2021年9月23日
野菊の仲間の同定は不得手です。できるだけ、遠くから見るようにしていました(笑)。今回は植物園でガイダンスがありましたので、半分、安心して見ていたのですが、葉を見てみると、なんだか、怪しい感じがして困っています。