タンナゲンカイツツジ
(耽羅玄海躑躅、ツツジ科)---
Rhododendron mucronulatum
var.
taquetii
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六甲高山植物園で撮影させていただきました。済州島(朝鮮半島沖合の島、旧称「耽羅」)原産、西日本の山地に自生するゲンカイツツジの近縁種に当たるそうです。ゲンカイツツジの「玄海」は、ご想像の通り、玄界灘を周辺地域の崖など自生するツツジを意味します。
華やかに咲くものです。ツツジの仲間については、余り身近な存在ではないこともあり、どのようなポイントで見分けるのか、少しずつ勉強しないといけませんね。都市部に住んでいると、少し山地まで出向いてもツツジの仲間を見かけることは稀なのですが、旅をしていると、よく見かけます。特に九州でミツバツツジなどを見かけると、ふと、この分野にも詳しい南谷忠志先生を思い出してしまいます。
撮影 : 兵庫県神戸市 2022/04/20
科 |
ツツジ科 |
属 |
ツツジ属 |
分類体系 |
APG |
属性(生活型) |
落葉広葉小低木 |
標準和名 |
タンナゲンカイツツジ |
漢字表記 |
耽羅玄海躑躅 |
学名/栽培品種名 |
Rhododendron mucronulatum var. taquetii |
RDB |
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花期 |
春:4~5月 |
結実期 |
秋:9~10月 |
原産地 |
日本 |
備考 |
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国内分布 |
稀に栽培される。 |
自生環境 |
日当たりのよい岩場山地の岩場や水辺に自生する。 |
補 足 |
朝鮮半島沖合の済州島(旧称「耽羅(王国)」)原産のゲンカイツツジ近縁種。ゲンカイツツジより小型で、鉢植での栽培に適しているとされる。 |
六甲高山植物園は牧野富太郎博士の指導を受けて1933年6月24日に開園、実際の植生に近い姿を再現しようとしています
撮影 : 兵庫県神戸市 2022/04/20