モクレン (木蓮、モクレン科)--- Magnolia liliiflora Desr. ---

モクレン(木蓮、モクレン科)
 美しい紅紫色の大きな花を咲かせているのはモクレンです。花弁は6枚で、ハクモクレンが外側に3枚の花びらそっくりの萼片がある点に違いがあります。また、モクレンは樹高が数m程度であることが普通で、樹高が20m級に及ぶハクモクレンとは、庭木としても用途が違う印象です。
 開花が進むと、花弁が大きく開いて雰囲気が変わっていきます。花が紫色であることから、シモクレン(紫木蓮)と呼ばれることもあります。
撮影 : 千葉県船橋市 2022年3月15日

モクレン科 モクレン属
分類体系 APG 属性(生活型) 落葉高木
標準和名 モクレン 漢字表記 木蓮
学名/栽培品種名 Magnolia liliiflora Desr. RDB
花期 春:3~4月 結実期 秋:9月
原産地 中国 備考
国内分布 公園や庭に全国で植えられている。
自生環境 外来園芸種
補 足 早春、毛だらけの蕾が割れて、紅紫色の花を上向きに咲かせます。とくとくな形状の果実は秋に熟して赤い種ができます。

モクレン(木蓮、モクレン科) モクレン(木蓮、モクレン科)
重量感のある蕾です 毛むくじゃらの鱗片葉
モクレン(木蓮、モクレン科)
千葉県船橋市 2022年3月15日

モクレン(木蓮、モクレン科)
千葉県佐倉市 2024年3月30日

モクレン(木蓮、モクレン科)

千葉県船橋市 2024年12月11日

モクレン(木蓮、モクレン科)

千葉県船橋市 2024年12月8日

今から厳寒期に向かうというのに、洒落た白い毛皮の外套を羽織るモクレンの冬芽は、春、象牙色に包まれた薄紅色の花芽の姿とは異なりますね。
一億年以上前に当たる白亜紀の地層から 木蓮の化石が見つかっているそうです。まだ、恐竜が闊歩していた時代という理解で良いのでしょうか。「花の化石」が見つかったということらしいのですが、石化した木である「珪化木」とは話が違いますから、稀有な話ですね。

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 (2022/03/17) Latest Update 2024/12/11 [800KB]


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