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モクレン(木蓮、モクレン) | 白毛の外套を羽織る冬芽 | (つぶやきの棚)徒然草 |
よく歩く散歩道の一つですが、暑い時期は夜間、近頃は夕方近くに通過することが多い一画を、太陽が真上にある時間帯に歩いてみました。ほとんどの葉が落ちてしまった太めの枝先が、白く輝いているように見えています。まるで、白い毛皮の外套を羽織ったようなモクレンの冬芽でした。 あれっ、これってハクモクレンだったかな。いやいや、春が訪れると、白い毛が象牙色に変わりながら大きく膨らんで、内側から、薄紅色の大きな花が展開するモクレンの方でした。冬芽の時期からゴージャスな雰囲気を醸し出していますね。同じ時期の桜の冬芽は、堅くて光沢のある茶色で、目立たず、ただジッと耐えている印象ですから、まるで様子が異なります。落葉して、これから厳寒期に向かおうとする姿も、それぞれに個性的ですね。 (補足:「外套」とは、寒冷や降雨から身を守るために着用されるもので、衣服の上に着るゆったりしたオーバーコート、マントなどを意味します。) |
2024/12/14 |