エビヅル (蝦蔓、ブドウ科)--- Vitis ficifolia Bunge ---

エビヅル(蝦蔓、ブドウ科)
 各地の山野で見られるヤマブドウが冷涼な気候を好む性質であること対して、このエビヅルは温暖な気候を好むそうです。ヤマブドウよりもずっと小粒であり、その上、種子が大きいことから、積極的に利用される対象ではなかったようです。
 実は、まるで知らなかったことですが、昔、「葡萄」のことを「えび」と呼んでいたのだそうです。まるでピンときませんが、「葡萄色」と書いて「えびいろ」と読むとの説明が付されていました。海などに棲む「海老」とは関係なさそうですが、色付いた果実が海老の目に似ているという説明を見かけて、言葉っておもしろいものだと感じました。
撮影 : 千葉県山武市 2025年8月23日

ブドウ科 ブドウ属
分類体系 APG 属性(生活型) 蔓性落葉樹
標準和名 エビヅル 漢字表記 蝦蔓
学名/栽培品種名 Vitis ficifolia Bunge RDB
花期 夏:6~8月 結実期
原産地 日本 備考
国内分布 本州?沖縄に分布する。
自生環境 各地の山野、丘陵、川原、海辺の林縁などに自生する。
補 足 雌雄異株。花弁は早く落ちる。果実は液果。落葉つる性植物。ヤマブドウよりも標高の低い、明るい場所を好む。

エビヅル(蝦蔓、ブドウ科) エビヅル(蝦蔓、ブドウ科)
花が咲いていないかなと探してみたのですが、既に、散っているようでした
エビヅル(蝦蔓、ブドウ科) エビヅル(蝦蔓、ブドウ科)
撮影 : 千葉県山武市 2025年8月23日

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