ガガイモ
(蘿藦、キョウチクトウ科)---
Cynanchum rostellatum
(Thunb.) Makino (1903) ---
毛むくじゃらの白っぽい花が咲いていました。形状は五芒星です。ガガイモと呼ばれていますが、地下に芋ができるわけではありません。確かに、果実の形状が芋っぽいようです。
wikipediaを引用すると、「実の内側が鏡のように光るのでカガミイモ(鏡芋、輝美芋)の名がつき、これが訛ってガガイモとなったとしている」とのことでした。
葛の蔓と競い合うように、大きめの葉を拡げて蔓を高い場所まで伸ばしていました。ガガイモ科がキョウチクトウ科に、ガガイモ属がイケマ属に変更されたとのこと。
千葉県船橋市 2025年9月23日
科 |
キョウチクトウ科 |
属 |
イケマ(旧ガガイモ)属 |
分類体系 |
APG |
属性(生活型) |
蔓性多年草 |
標準和名 |
ガガイモ |
漢字表記 |
蘿藦 |
学名/栽培品種名 |
Cynanchum rostellatum (Turcz.) Liede & Khanum |
RDB |
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花期 |
夏:8~9月 |
結実期 |
初秋:9~10月 |
原産地 |
日本 |
備考 |
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国内分布 |
北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国、ロシアに分布する。 |
自生環境 |
道端、草地など日当たりのよい場所に自生する。 |
補 足 |
ガガイモ属(Metaplexis)からイケマ属(Cynanchum)に変更された。袋果。表面に多くの突起があり、熟すと裂開して、最終的な平開する。 |
独特の形状をして、表面にイボがある細長い果実(袋果)が、高い位置にいっぱいできていた
千葉県船橋市 2025年9月23日
北海道で撮影した花は、赤みがある五芒星という形状で、伸ばした蔓の先にたくさん花さいていた
北海道富良野市 2025年7月19日
白色の軟毛が密生した花冠の中心から、柱頭がくちばし状に突き出している(ハナグモらしき姿が見えた)
千葉県船橋市 2025年9月23日