カラマツソウ
(落葉松草、唐松草、キンポウゲ科)---
Thalictrum aquilegifolium
L. var.
intermedium
Nakai ---
キンポウゲ科の植物には「花弁に見えるのは萼片です」というケースが多くあります。カラマツソウの場合、その萼片さえも開花直後に落ちてしまうのだそうです。この唐松の葉のような白い花状のものは花糸(雄しべの塊)なのですね。
撮影 : 長野県(北アルプス) 2013年6月27日
| 科 |
キンポウゲ科 |
属 |
カラマツソウ属 |
| 分類体系 |
APG |
属性(生活型) |
多年草 |
| 標準和名 |
カラマツソウ |
漢字表記 |
落葉松草、唐松草 |
| 学名/栽培品種名 |
Thalictrum aquilegifolium L. var. intermedium Nakai |
RDB |
|
| 花期 |
初夏:6~9月 |
結実期 |
秋:9~10月 |
| 原産地 |
日本 |
備考 |
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| 国内分布 |
北海道、本州に分布する(日本固有種)。 |
| 自生環境 |
人里近い里山から、山地の草原、湿原、高山の草原帯に広く自生する。 |
| 補 足 |
雄しべだけとなった花の姿がカラマツ(落葉松)の葉に似ていることから命名された。比較的大型の植物(50~150cm)。 |
後方に見えているのはコバイケイソウですから、こんな環境に生えています
長野県(北アルプス) 2013年6月27日
花の部分は同類のミヤマカラマツとよく似ていて、自生場所や開花時期的にも迷うところですが、葉に注目すればカラマツソウであることが分かります。
自生地から、当初、モミジカラマツとも思ったのですが、やはり、葉の形から、カラマツソウのようです
北海道上川郡(大雪山) 2025年7月17日