ヤブミョウガ
(薮茗荷、ツユクサ科)---
Pollia japonica
Thunb. ---
葉がミョウガに似ていることから命名されたとされる。高さ50から80cm程度になる多年草。関東以西、四国、九州の森林に生育する。妙にかわいい白い花をつける。
撮影 : 千葉県佐倉市 2016年7月15日
科 |
ツユクサ科 |
属 |
ヤブミョウガ属 |
分類体系 |
APG |
属性(生活型) |
多年草 |
標準和名 |
ヤブミョウガ |
漢字表記 |
薮茗荷 |
学名/栽培品種名 |
Pollia japonica Thunb. |
RDB |
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花期 |
夏:8~9月 |
結実期 |
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原産地 |
日本、東アジア |
備考 |
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国内分布 |
関東地方以西に分布する。海外では東アジア(中国、朝鮮半島、台湾、日本)。 |
自生環境 |
山地の林縁、草地などに自生する。 |
補 足 |
葉の形がミョウガに似ており、草丈は1m程度になる。同形の両性花と雄性花が混在する。種子でも繁殖するが、地下茎がよく伸びて増殖する。 |
徐々に円錐花序になります
膝丈程度の大きさになります
東京都千代田区 1998年7月12日
2023年7月8日 千葉県佐倉市 2023年10月6日
約半月前には花と果実は同時に展開していましたが、この時期には未成熟の果実と成熟した果実が同居していました
千葉県市川市 2024年9月23日
熟したヤブミョウガの果実は、リュウノヒゲの果実を濃い色にしたような雰囲気です。ヤブミョウガの果実ですが、印象としては、つぶすと果汁がブチュッと出て、大きな丸い種子が一つ出てきそうですが、実は、その印象と現実はまるで違っています。
果汁はほとんどなくて、独特な形状をした種子が多数詰まっているそうです。そんなことを知らず、ブチュッとしたものだと思っていたので、次の機会に確認しようと思いました次第。