|
|
ジュウニヒトエ(十二単、シソ科) | 独特な輝きを呈する葉 | (つぶやきの棚)徒然草 |
ちょうど、白い花が開き始めたところでした。こうして、ほぼ真上に近い方向から撮影することは少ないものですから、この角度は新鮮な印象を受けます(笑)。葉が独特な色合いを醸し出しています。「錆浅葱(さびあさぎ)」などの和色表現でないとうまく説明できない色合いですね。 「穂状花序」と呼ばれる形態の花序に、白色から淡紫色をした唇形の花を多くつける構造をしています。このような花序の様子をして、宮中女官が着る十二単に見立てたとされますが、一方で、全体に毛深い植物ですから、雅な印象ばかりではありません。花序は、キランソウなどと異なり、しっかり立ち上がります。それでも、葉の裏面が見えるような立ち上がり方ではありません。その見えない葉の裏面は、紫色掛かっているのだそうです。 |
2024/04/17 |