ミツマタ
(三椏、ジンチョウゲ科)---
Edgeworthia chrysantha
Lindl. ---
和紙の原料として、コウゾとともに知られているミツマタですが、今は半野生化していたり、観賞用庭木として知られています。繊維として上部でツヤがあることから、紙幣に関しては現在でも使用されています。
枝分かれする数が(もう、ほとんど)三又になります。中国南部からヒマラヤにかけて分布するのだそうで、日本には中国からもたらされました。
撮影 : 神奈川県逗子市 2003年3月23日
科 |
ジンチョウゲ科 |
属 |
ミツマタ属 |
分類体系 |
APG |
属性(生活型) |
落葉低木 |
標準和名 |
ミツマタ |
漢字表記 |
三椏、三又、三枝 |
学名/栽培品種名 |
Edgeworthia chrysantha Lindl. |
RDB |
|
花期 |
早春:2~3月 |
結実期 |
夏:7月 |
原産地 |
中国 |
備考 |
|
国内分布 |
渡来種。 |
自生環境 |
各地の山の斜面などで栽培される。 |
補 足 |
樹皮が和紙の材料として使用される。特に、日本では紙幣の材料として利用される。繊維が強くて、枝を手で折ることは難しい。 |
熊本県阿蘇郡高森町 1999年3月20日
園芸種ベニバナミツマタ
暖かくなるまで蕾で過ごします
神奈川県相模原市 2001年4月8日
千葉県八千代市 2003年2月9日
妙に寒い南国
暖かい三浦半島
熊本県阿蘇郡高森町 1999年3月20日
神奈川県逗子市 2003年3月23日
千葉県習志野市 2006年3月16日
小学校で、和紙の原料はカンゾウとミツマタと習いました。このミツマタですが、枝を折ろうとしても、どこまでも曲がって簡単には折れません。これは繊維が強いためなのだそうです。その強い繊維を梳いて紙にする訳ですね。