イチョウらしい木の根元にマーガレットに似た花が元気に咲いていました。 「これは何かな?」 クリサンセマム・ノースポールか、単にノースポ−ルの名で流通しています。 北アフリカ、欧州の原産とありますが、要するに地中海沿岸の植物ですね。 温暖な国の植物にしては耐寒性があり、早春から初夏まで咲いてくれます。 クリサンセマムとはラテン語で「金の花」を意味するのだそうです。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Chrysanthemum"または"Leucanthemum paludosum" ● 原産 : 北アフリカ、欧州 ● 分類 : キク科クリサンセマム(レウカンテムム)属 もう少し正確に表現しますと、クリサンセマムはキク属の総称です。 ただ、実際はパルドサム、ムルチコーレ、カリナタム等を指してしまいます。 ノースポール自体は日本の種苗会社が作出した園芸品種の商標です。 正式には "Chrysanthemum paludosum 'North Pole'"と呼ぶべきかも。 強健で繁殖力が強く、数株から花壇がいっぱいになるほど増えてくれます。 公園の花壇等で特に重宝する品種なのでしょうね。